生命保険はじめました
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日本でどれだけ普及しているか知らないが、こちらでは無線ルーター(英語発音は「らうた」)が結構流行っている。家庭で一人一台PCを持っているとルーターが自然と必要となるので、ルーターの普及も個人主義の現れということだろうか。我が家は3階建てなのだが、3階に置いてあるルーターで、1階にノートPCを持っていても使える。それどころか、お隣さんとかご近所さんの電波もグングン入ってきたりする。アパートに住んでいる人なんかは、ISPアクセスをご近所さんと共同して使っている人もいるらしい。
学校の学生掲示板で奨められていて購入したのがシスコの子会社、Linksysのもの。小さくて軽くて安くて、かつセットアップが非常に簡単なのが魅力。かつて、NTT製のものを買ったことがあるのだが、バルキーな上に、設定が非常に複雑で(説明書を読んでやってもまったくできない)、結局ほとんど使わずじまいのまま、実家に放置されていたりもする。この違いは、なにかと技術を囲い込みたがるNTTの自前主義と、買収によって成長を重ねてきた、モジュラーでオープンな技術を重視するシスコの戦略の違いを、極めて分かりやすく物語っている。 使っていると、接続がたまーにおかしくなるのだが、そんなときは24時間のコールセンターへ電話。すぐにインドへつながれ、若くてやる気がみなぎる技術者へ繋がる。状況を説明すると、はい分かりました、それではミスター・イワセ、次の手順を試してみてください。繋がらないよ。そうですか、それでは、この手順を試してみてください。てきぱきてきぱき、丁寧に応対してくれる様は、プロフェッショナリズムが感じられて気持ちがいい。大抵の問題は、すぐにフィックスしてくれるし。 少し前のBusinessweekで、海外へのアウトソーシング、いわゆるオフショアリングの特集が組まれていた。2004年夏、大統領選挙前にはこの功罪が論点になり、「オフショアリングは米国経済にとって悪いことだ」とケリー候補がしかけて、「そんなことはないだろう」と皆思いつつも、政治的に言うに言えない雰囲気となっており、offshoringという言葉タブーのような感じになった。日本でも有名なマンキュー教授が、「経済学的にはオフショアリングは米国経済にとってプラス」といった、至極まっとうな議論を展開したところ、各方面から非難を浴びることになり、この問題の米国内におけるセンシティビティを感じさせた。 中西部の製造業が海外に拠点を移し、そこで働いていた労働者たちが雇用を失う、というのは いまだに生々しく続くのだが(最近ではGM/Fordの大リストラが発表され、WSJの一面で3代続けてGMで働いていた家族の物語とかが載っていたりする)、感覚としては「ちょっと古い」話となっている。最近のオフショアリングはホワイトカラーの仕事も海外に流出するという点に特徴がある。それはデータ入力やコールセンターといった下流工程のものだけでなく、人事給与などの総務周りや法務・会計といったバックオフィス業務、ひいては研究開発、市場調査といった上流工程のものまで、海外で行なわれるようになっているそうだ。しかも、従来の「ソフトウェア開発をバンガロールへ」といった典型的なパターンに止まらず、その行き先もインドだけでなく、中国、東南アジア、南米、そしてロシア・東欧が有力な拠点として浮上しており、彼らがこぞってアメリカの大企業の案件を受注しようとしている。さながら、世界でその腕前を競う、オリンピックが行なわれているようだ。製薬大手のファイザーやマイクロソフトは中国に大きな研究所を作っているし、いまはポーランド・チェコなどの東欧諸国がインドよりも安く、若くて優秀な人材を提供できるとして注目されている。 読んでいて、本当の意味でintegrateされつつある世界のダイナミズムを感じながら、そのなかで日本というプレイヤーが登場しないことに気がついた。まるで、世界がものすごいスピードで一体化していくなかで、日本だけが孤立しているかのよう。確かに、海外に工場移転をしたり現地の販売会社を作ってやってきたが、本当にグローバルなサプライチェーンを使いこなしている企業はまだ少ないだろう。また、先にみたようなバックオフィス業務や知的労働を海外へアウトソースすることは、言葉の問題があって難しいと思われる。 もちろん、何でもかんでも業務を切り離して外だしするのがよいわけではなく、自動車業界では日本式の一気通貫モデルの強さが証明されている。四半期毎の壮絶な利益プレッシャーに追われる米国企業と違って、日本企業はそこまでコスト削減をしなければという意識もないのかもしれない。総論としては、ボクも日本企業がバックオフィス業務をすべて海外にアウトソースすべきだとまでは思わない。ちょっとガツガツしすぎて、落ち着きがないよね。 他方で、多くの業界ではグローバルで熾烈な競争が行なわれており、一円でも多く利益を生み、再投資の原資を作ることが必須の命題となっている。オフショアリングも、コスト削減を目的とした海外へのアウトソーシングなら、国内オペレーションの効率性向上で補えるかも知れない。しかし、それが研究開発などに使われるようになり、世界中のbest and brightestを活用した商品開発に活かされるようになると、話は変わる。米国の真の強さは、国籍にこだわることなく、世界中からの才能を集めて、彼らが力を発揮するプラットフォームを提供していることであるように思える。日本企業も、新しい形のオフショアリングを可能にした技術や環境の整備をフル活用して、価値ある新しい商品サービスを生み出すために、世界中からリソースを結集していく力を見につけるべきだ。 #
by diwase
| 2006-01-30 18:31
| Life
土曜日は、友人のお誘いで、ボストン日本人研究者交流会で「バイアウトファンドの展望」なるタイトルでプレゼン。対象は、ハーバード・MITなどで研究されている日本人の方々で、ビジネス界とは無関係の方も少なくなく、新鮮な体験だった。MITの教室に、60名強集まって大盛況。確かに、ハゲタカ・ファンドって 業界外の方からしたら、ものすごく異質な世界だよなぁ… 他業界の方々とお話して、いかに自分が日ごろ狭い世界で生きてるか、思い知らされました。 #
by diwase
| 2006-01-30 14:40
| Life
HBS Class of 2008 の合格者第一弾が発表されたらしく、「合格しました!」という嬉しい便りが寄せられている。自分も、合格通知を受けたとき(正確にはウェブサイト上でアクセスして自分で確認したのだが)の、あの天にも昇る気持ちは忘れられない。
今日はshopping period、2日目ということで、 ・ Entrepreneurship in Healthcare ・ Leading Teams ・ Effective Leadership in Social Enterprise のコースに顔を出してみた。 ヘルスケアは米国GDPの16%を占める大産業で、日本もきっと同様だろう。同業界のベンチャーについてはこちらが相当進んでいるだろうと思い、個人的にも業界系の人との付き合いが増えてきたので、ここらで勉強しておけば将来きっと日本で役に立つと信じたい。こちらはまだウェイとリストなので、最終的に取れるかどうかは不明。 チームに関するコースは、久々にリーダーシップ的なものを取りたくなったから。今日は上手くいっていないクロス・ファンクショナル・チームの事例と、3人で創業したベンチャーが3人の熟練経営者を招聘して社内分裂を起こしている事例、2つを取り上げた。いつか自分がよりオペレーションに近い仕事に就くとき、このような事例の分析を繰り返すことは役に立つと期待。 最後は、昨年お世話になったChu教授によるSocial Enterpriseの授業。そういえば、年末にインドの友人宅にお世話になったのだが、そこの奥さんの本棚にSocial Enterprise関連の書籍が並んでいてびっくり。日本でも注目して学んでいる人たちが、少しずつ増えているのね。 まだ時差ぼけが取れず、なかなか本調子になれない。外は強風が吹き、雨が降り、大荒れに荒れている。そんななか、嬉しい合格発表の知らせをきっかけに、燃えていた初心にかえって、残りの一学期を頑張って過ごさなければ。 #
by diwase
| 2006-01-19 06:29
| Class
学期初めの2日間はショッピング・ピリオドと呼ばれ、色々と講義に出て周れることになっている。一通り全コースの第一回の授業が行なわれると、一度仮決めになっている自分のコースを調整すべく、追加で科目選択をウェブ上で行なうことになる。これがadd-dropと呼ばれるプロセス。
とりあえず今日は、 ・ Functional and Strategic Finance(マートン教授のファイナンス講義) ・ Entrepreneurial Manager in a Turnaround Environment (ベンチャー企業における経営再建) ・ Managing International Trade and Investment の3つに出席。最後の授業は、時差ぼけによる睡魔のため、30分で退席。こんなことが許されるのも、ショッピング・ピリオド中のみ。 週前半のX-scheduleの授業は大体これで決めようと思っているのだが、あとは後半のY-Schedukeの授業をどれにしようか迷っているところ。難しいのは、自分がAを落としてBに代えようと思っても、Bが取れるとは限らないこと。現時点で仮押さえはできているのであまりいじくりたくないのだが、他方で冬休みを終えてキャリア観をまた新たにしていると、ここでとっておきたい内容も変わってくるのも自然なこと。 この点について、マートン教授がいいことを言っていた。オプションの計算方法やバリュエーションの手法は、それはとても大切なことなのだが、本コースでは教えない。なぜなら、それは数年間したら時代遅れになっている可能性があり、キミらの「棚に座っている期間」が短いから。私はむしろ、何10年と経っても生き続けるであろう、long shelf-lifeとなるようなファイナンスの考え方を教えてあげたい。 これは科目選択を行なう上でも参考になるし、もっと広く自分が学んでいく上でも参考になる。つまり、今すぐ興味があって、明日からでも使える技法を見につけるための勉強と、もっと深く、長期にわたって自分の指針となるような勉強。いずれも重要なのだが、せっかく現場から離れてじっくり学べる環境にあるのだから、できるだけ後者のような科目を選ぶべきなのだろう。 先学期は特定の科目分野について深く掘り下げることができて興味深かったのだが、1年次のような「わお!」という感動とインサイトに溢れる瞬間がさほど多くなかったような気がする。ややもすればファイナンスや実践的な内容に偏っていた科目選択を、もう少し長期的な視野から選びなおそう、といっても明日一日しかないのだが。 #
by diwase
| 2006-01-18 14:36
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by diwase
| 2006-01-01 00:43
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