生命保険はじめました
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「5分間の音楽を何日もかけて作り出すのがクラシック音楽だとしたら、5分間の音楽をその5分間で生み出すのがジャズだ」。「枠組みすらないところに、自由はありえない。真の自由は、ある秩序のなかでのみ存在しうるのだ。」 インプロヴィゼーションからなるジャズというgenreの真髄をエヴァンスはこのように語り、コンヴェンショナルなコード進行によってなるスタンダードを中心に演奏を続けた。 日曜の午後は久々に彼のDVDを取り出し、60年代半ばにイギリスのテレビのために収録された演奏に見入り、聴き入った。バンド編成は、チャック・イスラエルとポール・モチアン。曲はElsaに始まり、Come Rain Come Shineや、How My Heart Sings、Israel、Nardisといった、50年代後半から60年代前半にかけて好んで演奏した曲ばかり。 エヴァンスのこの頃の演奏がすごいのは、その瞬間瞬間に産み出された、一回限りの音であるにもかかわらず、まったく無駄が無く、心に響くリリカルなフレーズと複雑で心地よいハーモニーを奏でていることだ。どうしてここまで「キマル」音を選ぶことができたの?その音は、50年経った今もなお、そして彼のメロディを諳んじることができるほど聞き込んだ僕にとっても、決してその瞬間の新鮮さを失うことなく、聴く毎に至福のひとときをもたらせてくれる。「僕は音楽の才能は人並みだから、誰よりも練習をするしかなかった。和音の構成、メロディの響きなど、ひたすら練習をすることで、はじめて自分が表現したいように音を使いこなすことができるようになったんだ」。 エヴァンスが残したこの言葉は、インタビューを収録したビデオを始めて見てから10年以上経った今もなお、心に残っている。彼ほどの超天才が猛烈な練習をしているなかで、我々のような凡人は日常の努力すらままならぬ怠惰のまま、時の流れに身を委ねて日々を過ごしている。そんなことで、どうして我々は彼に少しでも近づくことができるというのだろうか?彼のスリリングな演奏を聴くたびに、自分の生き様を振り替えさせられる、そのような迫り来るurgeを、感じずにはいられない。
by diwase
| 2005-11-23 12:44
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