生命保険はじめました
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朝起きて窓の外を見ると、雪が降っている。昨日は不思議と暖かかったので(といっても、6℃くらいだが‥)、いよいよ本格的な冬が来てしまったかと、身構えてしまう。このように寒さに対してセンシティブになってしまっているのは、昨年は11月半ば以降ずっと薄暗く、厳しい寒さが続いていたそうで、「ここの冬はすごいよ」と先輩に何度も脅されてきたからだ。前回雪が降ったのは11月13日のことで、それ以降は何日かマイナスの気温を経験したものの、概して過ごしやすい気候だった。厳しい冬は、我々の期末試験が終わるまで訪れるのを待っていてくれたようだ。
今週の土曜日から2週間、HBSの学生が主催するツアーでアルゼンチンに行くことになっている。そこで、午前中はパラパラと行き先について予習をし始めた。ここ数週間、キャンパスでは挨拶代わりに「冬休みの予定は?」とお尋ね合ったたものだが、アルゼンチンに行くというと誰しも「すごくいいらしいよ」と言ってくれる。首都のブエノスアイレスは20世紀初頭には世界有数のコスモポリタンな都市であり、南米のパリと言われていたらしく、ヨーロッパの香りとラテンの情熱を感じさせる彩り豊かな街並みらしい。現地ではいかにもインターネットアクセスが悪そうなので、2週間もブログをお休みすることになるのはまさに断腸の思いなのだが、ゆっくりと新年に向けてネタを暖めて来たいと考えている。 ところで先日、DVDで映画「アマデウス」を再び見た。初めて見たのはロンドンにいた小学生時代で、あれから何度見たことだろう。映画館から興奮して帰宅して、モーツァルトの真似をして目隠ししてピアノを弾いたり、ひっくり返って逆さになってピアノを弾いたりしたことを今でも覚えている。僕は地元のコンクールで優勝して、「プロになれる」とピアノの先生におだてられたこともあって、一瞬だけその気になったこともあった。が、日本に帰ってからは日本的な教え方に馴染めずにレッスンをすぐに辞めて、ファミコンのサウンドトラック→ミュージカル音楽→ジャズとより手軽で楽しいジャンルに進んでいくこととなった。 映画のなかで気にいっているのは、モーツァルトは曲が頭の中にできていて、それを譜面に書き出すだけだったという話。彼は作曲する際に推敲することはなく、手書きの楽譜はすべて一発本番、first draftだったそうだ。そういえば三島由紀夫の手書きの原稿も、(特に末期のものは)ほとんど手直しがなく、内から言葉が流れ出しているようで、よくもあれだけ美しい文章を修正なしで書けるものだと感動した覚えがある。僕はこんな短い、雑なエッセーでも、書きながら次の内容を考え、直し直しで書くことしかできない。ワープロが普及した世の中では文章作成はとても便利になったが、他方で万年筆で文章を書くような職人芸的な要素が、様変わりしてしまったように感じる。 お昼過ぎにハーヴァードスクウェアまで出かけ、2年生のHikoとブランチ。外に出てみると、冷たい風が雪を乗せて吹き荒れる。学校へ向かう途中の銀行横に設置されている伝統掲示板によると、今日は華氏16度、マイナス8℃とのこと。ひゃー。帽子とマフラーで顔も覆い、できるだけ外部にさらさないようにする必要がある。歩くこと20数分、カフェに転がり込んだ。冷えた体を温めるべく、おいしいマルガリータと熱いメキシコ料理をお腹に流し込む。そして、来年リップルウッドに戻る彼と会社の話や学校の話、将来の話などを語らった。
by diwase
| 2004-12-21 10:13
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