生命保険はじめました
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大勢の外国人を引き連れ、1年ぶりに帰って日本を旅して感じたのは、日本がいかに素晴らしい国であるか、ということ。
もちろん、今回の旅行ではほんの一部の、日本がもっとも誇れるものを見せたに過ぎないのだから、皆が喜ぶのは当たり前かも知れないし、それをもって日本全体を語るのは適切でないのかも知れない。 しかし、彼らが喜ぶ一つ一つのものを、新鮮な視点で見たときに、日本がいかにユニークな国であり、他国には絶対にないようなものを多く持っているか、その豊かさには意外なばかりに驚かされた。 都市はどの国よりもきれいで近代的、それでいて決め細やかで文化的な赴きも感じさせられる。先端的な技術を生活に組み入れつつも、洗練された文化の香りが残っているというわけだ。食事は美味しいし、人々はとても親切。治安はよくて安心して街を歩けるし、手に入らないものはない。ホームレスもほとんどいないし、貧困に苦しむ層も皆無に等しい。 訪れたHBS生たちは一人残さず、日本の大ファンになって、帰っていった。 こうやっていいところだけ取り出してみると、これまで日本に住んでいて感じていた閉塞感、明かり将来が描ききれないことの悩みは、まったく感じられない。僕は留学前は日本の将来に対して悲観的だったのだが、その考えはこの1年間でがらっと変わった。 一時期、これから20年後、あるいは50年後の日本はどうなるのだろう、と考えたときに、もしかしたら、歴史上趨勢を誇った多くの国(スペイン、オランダ、イギリスなどをイメージ)がそうであるかのように、いずれは中堅国に陥ってしまうのではないか、そう心配したことがある。 そして、中国やインド、あるいは他の先進諸国との競争力が取りざたされるが、競争戦略の根本が「差別化」である限り、日本には独自の戦い方があると思った。世界中を見てもこのようなユニークな国家は存在しないし、国民一人一人が持つ潜在的な底力は相当なものだと思う。ジャパン・パッシングとして、日本が国際社会におけるプレゼンスが低い、そんな話も目立つが、まだまだ重要な役割を発揮できるに違いない、そう思った。だって、何の資源もない小さな島国が、これだけ多くの奇跡を作ってきたのだから。 ソニーの展示を見て、あぁ、これならサムスンに負ける気がしないな、サムスンを見たことなんかないのに、そう確信してしまった。トヨタの工場に行ったら現場の人が一人一人誇りを持って、匠の技術を駆使して仕事をしているし、日本人は創造性に欠けるといわれることもあるが、漫画やアニメ、ゲームを見ていると、あるいは自分たちの宴会芸を省みても、爆発的なクリエイティビティが内包されているように感じる。 そんなわけで、日本から遠ざかってみて、外国人と同じ視点で、世界各国と比較して日本を見てみた場合に、もちろん構造的な問題を多く抱えていることは間違いないが、その独特かつパワフルな国家としての能力は、ファンダメンタルズにおいては鉄壁であるように思った。こんな国は、世界中を見渡しても他にない。今回の旅行で、僕は日本人であることを誇りに思うとともに、今後50年、100年、日本が世界において誇りある役割を果たせること、それに向けて自分なりに貢献していきたいことを、宴会芸のステージから強く思ったのだった。ちなみに、宴会芸というのも、日本独自の(豊かな)文化でもあることに気がついた。 (ジャパン・トリップ特集、これにて終了)
by diwase
| 2005-06-04 12:46
| Japan Trip
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